50年以上にわたって「虫明焼」を作り続けている黒井千左さんの作品展が、岡山市で開かれています。
73歳の黒井千左さんは、50年以上に渡って「虫明焼」を作っています。天満屋岡山店には、黒井さんの最近の作品約70点が展示されています。
赤い色合いが特徴のこちらの作品は、花器の形を作った後に表面を掘って違う色の土を埋め込む、象嵌(ぞうがん)という技法で仕上げた作品です。
虫明焼は落ち着いた色合いが特徴ですが、黒井さんは伝統的な技法を用いながらも新しい作風に挑戦しています。
(虫明焼作家/黒井千左さん) 「新しい感覚を入れながら伝統に合うようなものをいくのが作る方としても楽しいし…」
この作品展は、10月16日まで天満屋岡山店の美術画廊で開かれています。