合言葉は「そのママでOK!」です。子育て中のお母さんたちが楽器の演奏や劇を披露する手作りコンサートが、26日に高松市で開かれます。
地域と子育て世帯をつなぐ活動をしている、高松市の「ぬくぬくママSUN’S」が企画したものです。幼稚園や保育所に入る前の乳幼児を抱える子育てサークルのメンバー12人が、ママSUN’S事務局のサポートを受けながら、今年5月から準備を進めてきました。
(記者) 「みなさん、お子さんを抱っこしたり、おんぶしながら演奏しているんですが、きょうが練習だからではありません。本番も子どもと一緒にステージにあがります」
演奏している楽器はギターやピアノ、さらには「お琴」も。
(ぬくぬくママSUN’S/中村香菜子 代表) 「ダンスをしなければならないとか、楽器を演奏しなければならないということではなくて、これが得意な人がいるから、じゃあこれしようかという感じで元々持っているものをつなぎあわせて作り上げるコンサートという感じ」
子育てをテーマにした演劇は、自分たちでシナリオを考え、衣装も手作りです。 女王様が「魔法の鏡」に聞いたのは…
(劇の様子) 女王様「この世で一番子育てが上手なのはだれ?」 魔法の鏡「それは女王様…とは言えません」
女王様は、いろいろな個性を持つお母さんと出会っていく中で、ママたちはそれぞれに悩みを抱え、完璧な子育てなどないことに気づきます。 これこそが「ぬくぬくママSUN’S」が活動を通じて伝えたいメッセージです。
(ギター担当/10カ月男児のママ) 「家で一人で孤独を感じていたので、仕事ではないですけど、こういうサークルでチームになってるってこと自体が達成感もあるし」
(お琴担当/4歳男児と2歳女児のママ) 「こうやって話を聞いてもらったり、私だけが悩んでるんじゃないんだなと思える場があるっていうのは、すごく助けられました」
ぬくぬくサマーコンサートは、26日午前10時から高松市の「さぬきこどもの国」で開かれます。0歳から3歳ごろの子どもと保護者が対象で、予約と問い合わせはメールか「ぬくぬくママSUN’S」のフェイスブック、インスタグラムのメッセージで受け付けています。
<メールアドレス> nukunukumamasuns@yahoo.co.jp