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この先も瀬戸内海と⑮ 船で瀬戸内海の豊かさ学ぶ親子体験教室

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 子どもたちが船の上から海の環境を学びました。瀬戸内海の自然の豊かさを体感してもらおうと、親子向けの体験教室が開かれました。

 香川大学の瀬戸内圏研究センターとKSBが連携して開いたものです。  岡山・香川に住む小学生の親子約30人が参加し、高松市の庵治マリンステーションから調査船で出航しました。

 まずは、高松市の篠尾漁港沖へ。深さ5メートルほどの海底にカメラを下ろし、魚などを観察しました。

(記者) 「子どもたちは、自らの手でカメラを操作していきます、普段は見られない海の底、たくさん発見があるようです」

 この海底には、香川大学創造工学部の末永教授が開発した特殊な魚礁が沈められています。

(香川大学創造工学部/末永慶寛 教授) 「ほら、これメバル、これメバルの稚魚ね。こうやって海藻があると、こういう小さな魚たちも集まれる場所、身を守れる場所にもなるんですね」

(参加した子どもはー) 「カワハギとキュウセンとメバルとマダイの子ども」 「海藻がたくさんありました。説明してくれたので、海についてよく分かりました」

 志度湾の沖合では、網でプランクトンを捕まえる作業も体験。海底の泥をすくうと、ゴカイやヒトデの仲間が姿を現し、子どもたちは興味深そうに観察していました。

(香川大学 庵治マリンステーション/一見和彦 教授) 「いま『海離れ』っていう風に言われてますので。でも、やっぱり生き物を見るのが、一番たぶん子どもたちにとって楽しいと思います。本来の海みたいなところを生で見てもらえるっていうのは、非常にいい勉強になってるんじゃないかと思います」

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