「次に備える仕事」を実地に学びました。香川県善通寺市の中学生が消防署での職業体験を通して、次を考えて動くことの大切さを教わりました。
大人の仕事場で働く体験を通じて将来の進路を考えてもらおうと、善通寺市の中学校では毎年この時期に2年生の職場体験学習をしています。 27日と28日の善通寺市消防署での職場体験には、東中学校の生徒2人が参加しています。
(善通寺市立東中学校/後藤凌汰くん) 「人のために動くという仕事が、どういうものなのか興味があったので」
(善通寺市立東中学校/池北航星くん) 「将来消防士になりたいと思って来ました」
2人は1学期のうちから、消防署と打ち合わせをして備えてきました。
(記者) 「消防署では、毎日の点検や訓練があるからこそ現場での活動があります。中学生は、日々の業務で行われている『備え』を体験します」
朝の引継ぎの後、救助工作車の中に機材がそろっているか、正常に作動するか、などを点検します。
点検が済むと、訓練です。消防士の出動は、火災現場から帰って来て、次の準備をするまでが一連の動きです。ホースの延長訓練では、次に使うときに、取り出しやすいしまい方を習いました。
放水訓練では、水の勢いに負けないよう、脇をしめて狙いを定めていました。
(善通寺市立東中学校/後藤凌汰くん) 「こういう服を着て、熱い中、人を救うために、活動しているところが大変だなと思いました」
(善通寺市立東中学校/池北航星くん) 「次に使うときに、すぐに使えるように気を付けているのがわかりました。ひもとかの結び方とかホースの重ね方とか習ったので、それを生かしてがんばりたいと思います」