岡山県消防学校の学生が、これまでの訓練の成果を披露しました。
岡山県消防学校の「実技訓練発表会」には、9月25日に卒業を控える68人が参加しました。10日は保護者や関係者約300人が見に来ていて、学生たちの気合も十分です。
(記者) 「最初の訓練は、服装や姿勢などをチェックする通常点検です。半年間、毎朝行っているということで一つ一つの動きがそろっています。中には女性消防士の卵もいます」
消防学校では、現在2人の女性が消防士を目指しています。今年4月から半年間、男性との力の差を感じながらも基礎知識や技術などを一緒に学んできました。
(武田栞苗さん) 「(訓練は)100点でした。心を一つにまとまってできたからです。傷病者の方や(災害で)被災された方はもちろんなのですが、その方のご家族の方にも安心感を与えられるような消防士になりたいです」
(田中梨華さん) 「半年間、初めはすごく長かったんですけれども、終わってみればすごく早く、そして今は寂しい気持ちでいっぱいです」
また救助訓練では、学生が次々とロープを渡ったり、建物の3階から降りたりして、スムーズに渡り終えると拍手が送られました。
最後は火災現場を再現した緊迫感のある中で、4つの隊に分かれて救助や消火活動の訓練をしました。
学生は10月1日から岡山県の13カ所の消防本部で、消防士として活躍します。