昨年の西日本豪雨で大きな被害が出た倉敷市真備町で、被災した小学生が稲刈りを体験しました。 10月4日に倉敷市が企画した稲刈り体験には、岡田小学校の5年生、約30人が参加しました。 児童たちは、今年6月、耕作放棄地となった田んぼに苗を植えました。この日、児童たちは地元の住民から鎌の使い方を教わりながら、稲を刈り取りました。
倉敷市真備町では昨年7月の西日本豪雨で、3億9000万円相当の農作物被害が出ました。参加した児童も9割近くが、自宅が水に浸かるなどの被害を受けました。
(児童はー) 「田んぼとか浸かったけど、こういうことできていい経験になった」 「大きくなるのが早かった。みんなで炊いて食べたい」
10月中には、この日収穫した約360キロのコメを使って食事会を開く予定です。
(岡田地区まちづくり推進協議会/黒瀬正典 会長) 「生きるってことをコメを作ることと、自分たちも生きるっていうことを共に勉強できたんじゃないかな」