岡山後楽園で冬に備える風物詩「松のこも巻き」が16日、行われました。
庭園管理のスタッフが、園内の約240本の松にわらで編んだ「こも」を巻きつけます。寒い冬を前にした後楽園の風物詩です。
「こも巻き」は松の葉を食害するイモムシ、マツカレハの幼虫が地面の落ち葉の隙間などで越冬するため下りてくるところを捕らえます。 「こも」をしばる縄は、イモムシが入りやすく、逃げにくいよう下をきつく、上をやや緩くしばります。
訪れた観光客がカメラを構えました。
(鹿児島からの観光客はー) 「冬前の風物詩みたいな感じですね。台風が来てから、ちょっと涼しくなりましたよね」
巻いた「こも」は虫たちが再び活動を始めるとされる3月の「啓蟄」の前、来年の2月19日に取り外し、燃やして駆除します。