岡山市の岡山後楽園で、18日、秋の風物詩「松のこも巻き」が行われました。
後楽園で1975年に始まった「松のこも巻き」です。松についた害虫が冬を越すときに地面に降りてくる習性を利用した薬を使わない駆除方法です。
造園会社のスタッフ12人が約240本ある松の木に、稲わらで作られたこもを巻いていきました。
巻かれたこもは暖かくなって虫が活動を始める前に外して、こもごと燃やして駆除します。
(訪れた人はー)
「『こも巻き』『こも焼き』、セットでずっと来ています」
(岡山県後楽園事務所/石井謙次 所長)
「キンモクセイの香りが園内にたくさんしていて、秋らしくなってきました。季節を感じていただく場になればいいなと思っています」
「こも焼き」は2024年2月21日に行われる予定です。