ロボットを見て、触って、製造業の仕事を学びました。製造業に関わる岡山市の企業が小学生に「モノづくり」の仕事を伝える授業を行いました。
岡山市の芳泉小学校で6年生約260人に行われた「モノづくり」に関する総合学習です。
製造業の設備などを取り扱う岡山市の技術商社、「ライト電業」の社員が講師を務めました。 日本の工場では1日あたり牛乳約1億本分の乳製品が、機械を使って作られているなど、機械が人の代わりに仕事をしていることを教えました。
(記者) 「こちらは、研究機関などで使われている人の手に代わって細かい作業も出来るロボットです。今、子どもたちがロボットに動きを覚えさせています」
また、6台のロボットが用意され、児童はアプリを使ってプログラミングをするなど体験学習をしました。
(児童はー) 「動かした通りに覚えさせたら動くところがすごかった」
商品などを検査するコンピューター付きのカメラ。児童は500円玉でその正確性を確かめました。
(授業の様子) 「500円玉の周りって小さいポツポツがあると思うんですけれど、それを人の目で数えてみてください。何個あるか」
児童が出した答えは100個。しかしカメラは、101個でした。
(授業の様子) 「これを人間の目で数えると、何時間もかかる。何分で出来る人もいるかもしれないけど、でも実際にカメラだったら0.1秒」
他にも、自動車の組み立てに使われるロボットとスピード対決をするなど、児童は日本のモノづくりを支えるロボットの正確さや速さを体感しました。
(ロボットと対決した児童はー) 「負けた」 「ロボットめっちゃ速くて、人間がやったら、うまく入りませんでした」
(ライト電業 ソリューションビジネス部/岡本崇晃さん) 「工場でどうやって仕事をしているかですとか、工場がそもそもどうやって動いているかというのを知ってもらうことで、将来の選択肢といいますか、職業選択の幅を広げてくれるとうれしいなと思っています」