新型コロナウイルスの影響でマスク不足が続く中、岡山県美作市に住む83歳の女性が子どもたちに手作りマスクをプレゼントしました。
美作北幼児園の園児168人に15日、マスクを贈ったのは美作市に住む岡本和子さん(83)です。幼児園の近くを通った時、マスクをしていない園児が多いことに気付いたのがきっかけでした。
(マスクをプレゼント/岡本和子さん) 「子ども用の小さいマスクは一切(売って)ないんですって言われてびっくりして」
近くの寺から寄付されたさらしを生地にして制作を始め、約1週間で400枚ほどのマスクを完成させました。
一つ一つが手作りで優しさにあふれています。
(岡本和子さん) 「園児がかけるのに思うて縫い目が全く外に出んように中に入れた。嫌がる人もいるかもしれないけど、できるだけかけてほしい」
マスクをもらった園児は、早速着け心地を確かめていました。
(園児はー) 「うれしかった」 「いい気持ちがして気持ちよくなってくる」
岡本さんは今後、美作市の全ての幼稚園・保育園・認定こども園に手作りマスクを贈ります。