東かがわ市の手袋用資材卸売会社が仕入先の生産停止などの影響を受けて自己破産を申請しました。新型コロナウイルスの影響で四国で初めての倒産です。
自己破産申請したのは、東かがわ市松原の手袋用資材の卸売会社「辻田実業」です。 帝国データバンクによると辻田実業は1972年に設立。ゴルフ手袋用のふち布などを地元の手袋メーカーに卸していました。
近年は苦しい資金繰りを余儀なくされていましたが、返済条件の見直しなどで何とか事業を継続していました。 しかし、今年2月以降、新型コロナウイルスの影響で手袋メーカーが海外の工場を止めたことや、県外の仕入先が従業員の感染を受けて生産を止めたことなどで業績がさらに悪化。
ここ2カ月の売り上げは例年より6割減少し、先行きも見通せないため14日に自己破産を申請しました。