漁獲量が回復してきている香川産のサワラを冷凍保存し給食で提供しようと、料理研究家らが考えたメニューの試食会が開かれました。
サワラを使った給食を考えたのは、香川県内の料理研究家や食品加工会社です。
天然のサワラは安定した漁獲量を確保することが難しく、供給する日や量が決まっている給食には適していませんでした。そこでサワラを冷凍して安定的に供給しようと香川県などが取り組みを始めました。
(メニューを提案/料理研究家 山中美妃子さん) 「香川県の郷土料理である『サワラのみそ漬け』のおいしさを子どもたちに伝えるために、給食用に再現しようかなと思って作ってみました」
単価や調理の手間など給食として活用できるか、担当の教職員や病院・介護施設の管理栄養士ら関係者が意見を交換しながら12品目を試食しました。
(香川県農政水産部水産課/柏山浩史 課長) 「安定的に食べていただけるっていうことは大切なことなので、少しでも食べていただける機会を増やすということも、大きなきっかけになるだろうというふうに思っております」
香川県は5日の試食会を参考に、サワラを使った新しい給食を考えてほしいということです。