岡山県高梁市の成羽地域に、ホールや市の出先機関を備えた複合施設が完成し、8月31日から運用が始まりました。
(記者) 「施設のネーミングは江戸時代、山の中腹から時を告げる太鼓の音が響いたことにちなんでいます」
高梁市が整備を進めた「たいこまるプラザ」です。鉄筋コンクリート3階建てで、延べ床面積は約2500平方メートル。市役所の出先機関の成羽地域局や観光案内所などが入っています。
目玉は250人収容の多目的ホールです。観覧席は出し入れ可能な移動式で、コンサートや会議など用途によって使い分けができます。早速、地元の人が見学に訪れました。
(地元の人の期待はー) 「成羽には無い話題性のあるもの(イベント)をしていただけたら」
施設には市の名誉市民、伊藤謙介さんを紹介するコーナーも設けられています。伊藤さんは大手企業・京セラの社長・会長などを歴任し、たいこまるプラザの整備に個人で5億円を寄付しました。
施設には、地域の人が利用する図書室なども作られました。
(高梁市教育委員会/松本武士 課長代理) 「地域の人が集える施設になっていただけたらなと思っています」