9月23日、岡山市中心部のイトーヨーカドー跡地にグランドオープンする「杜の街グレース」。整備を進める両備グループが9日、記者会見を行いその魅力をアピールしました。
(両備ホールディングス/松田敏之 社長)
「目指すは住む人・働く人がとびきり幸せである街、日本から世界から足を運びたくなる魅力のある街」
両備グループが岡山市のイトーヨーカドー跡地に約300億円をかけて第1期の整備を進める、複合型施設・杜の街グレース。
すでに稼働しているオフィス棟や37階建てマンションのほか、9月23日には商業棟・杜の街プラザが開業しグランドオープンを迎えます。
杜の街プラザは1日9400人の来場を見込んでいます。
注目は約2800平方メートルのフードホールで、老舗きびだんご店・山脇山月堂が手掛ける「豆と餅」、2020年ミシュランガイドビブグルマンを獲得した岡山市のピザ店「400℃」、岡山電気軌道が新規事業として展開する「たまうどん」など、発表された13の店は全て地元岡山からの出店です。
2階にはカフェや雑貨の店が並びます。東京以外では初出店となる「シンシア・ガーデン」が出店します。
3階と4階は、地下1300メートルからわき出た温泉やフィットネス施設のフロアで、2023年4月にオープン予定です。
5階は医療モールで、脳神経外科や歯科が2022年9月から順次オープン予定です。
「杜の街グレース」の第1期の再開発は全敷地の半分以下の約1万6000平方メートルです。
残る敷地の第2期、第3期の再開発について両備グループは、約500億円規模の投資を予定していて、地元の声を聞きながら検討していきたいとしています。