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稲の根元に生息する害虫「トビイロウンカ」が大量発生 岡山県が警報発表

 皆さんは「トビイロウンカ」という稲の害虫を知っていますか。今年はこの「トビイロウンカ」が大量に発生し、岡山市の米農家ではドローンを使うなどして、対策に追われています。

(記者) 「トビイロウンカが大量に発生しているということで、こちらの粘着シートを使って調査します。稲の株元に粘着シートを置いて力強く叩きます。こちらが叩き終えた粘着シートです。こちらトビイロウンカがいることも確認できます」

 トビイロウンカは体長約4ミリで、稲の根元に生息する害虫です。養分を吸って稲を枯らします。岡山県病害虫防除所の調査によると9月は約81パーセントの田んぼでトビイロウンカの発生が確認されました。例年の平均値、10パーセントの実に8倍です。

 なぜ今年は大量に発生しているのでしょうか。

(岡山県病害虫防除所/長森茂之さん) 「その年の発生量は海外から飛来してくる量による。主に中国大陸から飛来してくるが飛来してくる量が多かった、そのために日本で定着して増殖している」

 岡山県病害虫防除所が8月中旬に行った調査では、稲1株当たりに3匹のトビイロウンカが確認されました。

(長森茂之さん) 「今の状況としても非常に多い状態。薬剤を速やかにまき、なおかつ株元に薬剤が届くように丁寧な散布をお願いしたい」

 岡山市東区瀬戸町で米を栽培している長田孝之さんも、トビイロウンカの被害を警戒しています。

(米農家/長田孝之さん) 「最近になって多くなった。激しかったら全体的に枯れてしまう」

 長田さんが所属する瀬戸町雄町部会では、ドローンを使って上空から農薬を散布し、トビイロウンカの防除に取り組んでいます。

 ドローンを使うことで短時間で効率的に防除作業が行えるそうです。


(長田孝之さん) 「収量に一番影響するのでできるだけ来ない方がいい」

 岡山県では8月19日、警報を発表して県内の米農家に注意を呼び掛けています。

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