介護施設の利用者を地域ごとにまとめて送迎するサービスの実証事業を香川県三豊市が始めました。自治体としては全国で初めての取り組みです。
2日は三豊市や自動車メーカー「ダイハツ工業」の関係者ら約20人が集まり、開始式を行いました。
今回の事業にはダイハツが介護事業者向けに提供している「らくぴた送迎」というシステムを使用します。
「らくぴた送迎」は地域ごとの利用者数や時間帯などを基に、自動で最適な送迎計画を作ります。送迎計画は専用のスマートフォンでドライバーと共有することで効率的な送迎が可能となります。
今回の実証事業では、三豊市内の複数の施設が共同で利用者を取りまとめて地域ごとの送迎を行うことで、時間の短縮や職員の負担軽減の可能性を探ります。
(ダイハツ工業 コーポレート推進本部/谷本敦彦 副本部長)
「車を買っていただく前に皆さんが事業を継続できる状況をつくる。これをしないとどうしようもないなと、まずはここをやろう」
(三豊市/山下昭史 市長)
「この共同送迎によって得られるメリットと、その逆にデメリットも出てくるかも知れないので、そこを検証して更に深度を深めていく」