岡山市の公民館で13日、高齢者向けの「eスポーツ」講座が開かれました。
高齢者たちが挑戦しているのはリズムに合わせて太鼓をたたく音楽ゲーム「太鼓の達人」。
インターネットやテレビゲームで競う新たなスポーツの形として注目を集める「eスポーツ」です。
岡山市中区の公民館で開かれた講座には約15人が参加し、eスポーツの種類や競技人口などについて学びました。
(記者)
「こちらのゲームは視覚、聴覚、そして手を同時に使うことで脳に刺激が与えられます」
ゲーム中の刺激が認知症予防につながるとして、eスポーツは高齢者施設などでも取り入れられています。
初めてのeスポーツに苦戦気味の人もいますが、参加者は対戦ゲームなどで交流を深めました。
(参加者はー)
「楽しかったので膝まで曲げて打たせていただきました」
「頭と手の連携があるのでそれには貢献しているのかな」
eスポーツを通じて、他者と関わることも認知症予防に大きな効果をもたらします。
国立長寿医療研究センターなどの研究チームは「社会とのつながり」がある高齢者はつながりが少ない高齢者に比べて、認知症を発症するリスクが最大46パーセント低下するとしています。