南海トラフ地震などの大規模災害が発生した際、離れた場所から操作して復旧作業ができるラジコン式ショベルカーの操作訓練が高松市で行われました。
国土交通省などが毎年開いているこの訓練には、国と防災協定を結んでいる香川県や愛媛県の建設業者ら12社が参加しました。
参加者が操作訓練を行ったのは、「ロボQS」という最新型の簡易遠隔操縦装置です。
この装置はほとんどの機種のショベルカーに簡単に取り付けられ、最大で2キロ離れた場所から、モニター画面を見ながら操作することができます。
旧型は電源を内蔵していたため空輸できないのが課題でしたが、ショベルカー本体から電源を取れるように改良されたため、遠く離れた被災地にも迅速に運ぶことができます。
また会場では、バーチャルリアリティーによる最新の臨場型映像システムも体験することができ、参加者は頭に付けたディスプレーで現場の周囲360度を確認しながら操作していました。
(参加者は―)
「まだ調査する前に行くということは、この遠隔(装置)は素晴らしい機械だと思ってます。こういう講習を受けながら、日々自分らがスキルアップしながら機械自体も日々進化している、それに私たちが追いついていかないといけないような」