寒い日が増えてきたきょうこの頃、マフラーや手袋で防寒対策する方も多いのではないでしょうか。そんな中、香川県東かがわ市の手袋メーカーが新しいブランドを立ち上げました。「地球にやさしい」がコンセプトなんです。
ふわふわの手袋やあったかそうな厚手のマフラー…。東かがわ市の手袋メーカー「フクシン」が立ち上げた新ブランド「ecuvo,(エクボ)」の商品です。
(野口真菜リポート)
「すごくあったかいです。寒い時に被せる指のフードが無縫製なので、作るときの糸やごみを減らすことができます」
「ecuvo,」のコンセプトは、地球にやさしいものづくり。地球温暖化やごみの廃棄などの環境問題に向き合います。
製品に使う素材は、捨てられる服などを再利用した再生ウールと再生ポリエステルを紡いだ糸です。
色は、はやり廃りのないシンプルなモノトーン。
ほつれや穴あきの修理を行ったり、手袋や靴下の片方をなくしてしまっても捨てずに使えるように片手・片足での販売をしたりと、大切に長く使ってもらうための工夫をしています。
また、自然の色合いを生かしたオーガニックコットンのマスクも登場。廃棄されるはずだった食品で染めた素材「フードテキスタイル」を使用し、食品ロスの削減に貢献します。
(フクシン 企画営業部/鎌田裕さん)
「この商品を買っていただいて、SDGsや環境のことをちょっとでも考えてもらえたらと思います」
「ecuvo,」の展示販売会は、高松市の栗林庵で15日まで開かれています。