ススキとよく似た「オギ」という植物をご存じでしょうか? この時期、河川敷などで白い穂を揺らす姿は一見の価値ありです。
岡山県総社市の高梁川。河川敷で無数の白い穂が風に揺れています。
一見、ススキのように見えますが、同じイネ科で「オギ」という別の植物。
オギ原です。ふわふわとオギを揺らす風の音は「荻の声」とも呼ばれ俳句などで使われます。
倉敷市の重井薬用植物園で、園長の片岡さんに見分け方を聞きました。
こちらがオギ。
(重井薬用植物園/片岡博行 園長)
「白っぽくて穂が柔らかそうに見えるのが大体オギです。綿毛の部分、この毛がオギは長いんです。毛自体もかなり純白というか銀色に近い。しなだれた感じの穂になっています」
左がススキ、右がオギです。ススキの穂は茶色っぽく、オギほどはふさふさしていません。
生え方もオギが地下で横に伸びて増えるのに対し、ススキは株が大きくなります。
(片岡博行 園長)
「河川敷とかちょっと湿り気がある場所に生えてるのは、大抵オギという植物」
(記者)
「ススキ、ススキと呼んでいるものの中には」
(片岡博行 園長)
「オギがだいぶ混じってると思いますね」