新型コロナウイルスの終息を願って、岡山市の神社にしめ縄で作られた竜が奉納されました。
岡山市南区の藤田神社です。氏子などの協力を得てしめ縄で作られた竜の取り付け作業が行われました。
竜は、しめ縄アーティストの山川有美子さんが約1カ月半かけて作ったものです。
全長7メートルと大迫力。まるで空を飛んでいるかのようです。
(しめ縄アーティスト/山川有美子さん)
「瑞獣と呼ばれていて幸せなことが起きる兆しを持ってくる生き物。幸せが舞い降りてきそうな感覚を味わっていただければ」
竜だけでなく、体長約160センチの鳳凰(ほうおう)や滝登りをしているコイも社殿を彩ります。
藤田神社には毎年約1万人の初詣客が訪れますが、2021年は餅つきなどの正月行事を中止しました。
年が明けたら混雑を避けて初詣に来てくださいと呼び掛けています。
(藤田神社/今井伸 宮司)
「2月でも3月でもよろしい、コロナウイルスが落ち着いてからお越しになっていただければ、神様の大きな新しい力がいただけると信じています」
しめ縄でできた竜や鳳凰は、新型コロナが終息するまで参拝客を出迎え続けるということです。