香川県坂出市のかつての街並みを収めた写真や、昔懐かしい映画のポスターなど、市民の「お宝」を集めた展示会が始まりました。
坂出市民美術館には、写真やポスターのほか蓄音機や映写機など約560点を展示しています。
展示されている写真の中には、1913年に現在の坂出市元町にできた芝居小屋「坂栄座(さかえざ)」を写したものがあります。
近くには香川県出身の画家、猪熊弦一郎が小学4年生の頃から住んでいて、絵看板を模写していたそうです。
また、1980年ごろに当時の坂出信用金庫が30万円の定期預金を組んだ人にプレゼントしていた「黄金の茶釜」も展示されています。
当時は日本の金融機関の金利が最も高く、2年の定期預金の金利は8パーセントでした。
このほか、香川ゆかりのものや洋画のポスターもずらりと並んでいます。
「坂出市民お宝展」は、1月17日まで開かれています。