香川県丸亀市では13日までに接待が伴う飲食店2カ所で感染者の集団・クラスターの発生が明らかになりました、これを受け、近くにある別の飲食店は当面の間、休業することを決めました。店のマスターに話を聞きました。
(丸亀市の飲食店のマスター)
「正直うちで出てもおかしくなかった話ですから。やっぱりもう『どうするん?どうするん?』みたいな(近隣の店同士の話は)結構ありますね」
丸亀市では、1月11日から接待を伴う飲食店2カ所で従業員と客、合わせて13人が新型コロナウイルスに感染していることが判明。県がクラスターの発生と認定しました。
その2つの店の近くにあるこちらの飲食店では、12日から休業することを決めました。
(丸亀市の飲食店のマスター)
「(Q.いつまで休む予定?)15日から開けたいなと思ってたんですけど、この状況だとちょっともう1週間またいだ方がいいのかなって思ったり、きょうもスタッフたちとちょっと相談してみようかなって思っているところで」
この店では、これまでお客さんにアルコール消毒や体温測定をお願いしたり、従業員全員がマスクやマウスシールドを付けたりと感染対策を取った上で営業していました。
(丸亀市の飲食店のマスター)
「今までみんな生活があるからこういう危険性分かっててみんな出勤もするし、お店も急に変えられないし、補助金とか貸し付けとかっていっても限度がありますから、ほんま綱渡り的な感じで営業していた」
ただ、生活する上で、休業が長期化すると苦しい現状があります。
(丸亀市の飲食店のマスター)
「普段だったら例えば10人組とか15人組とかいらっしゃるんですけど、(年末年始は)見事に3人組4人組までだったですね。危機感もあるし、ただやっぱりいわゆる日銭商売ですから、休んだらそれだけ収入もないし、本当お先真っ暗です」