岡山県吉備中央町が「スーパーシティ構想」に向け協議会を立ち上げ、議論を進めています。
スーパーシティ構想とは、人工知能AIやビッグデータなどを活用し、住民が暮らしやすい地域づくりを政府が進めるもので、自治体の公募を始めています。
スーパーシティ構想では、移動や物流、医療などの生活全般に関する複数の分野でサービスの向上をめざします。
吉備中央町では20日、どのような分野で構想を進めていくかなど具体的な協議が進められました。
(松木梨菜リポート)
「先端技術を使った、未来の吉備高原都市に向けた構想が発表されています」
(吉備中央町/山本雅則 町長)
「岡山県の真ん中から地方の力を全国に発信したい」
吉備高原都市スーパーシティ推進協議会には、山本雅則町長や地元企業、住民ら約100人が出席しました。
吉備中央町は岡山市中心部から北へ約25キロ。地盤が安定していて災害リスクの少ない町としてPRしています。
協議会ではオンライン診療の精度の向上や、タブレットを活用した「町立オンライン小・中学校」の設立、医療や教育など7つの分野で構想を進めています
政府は自治体の提案を3月まで受け付けていて、6月から7月に指定区域を決定します。
(吉備中央町/山本雅則 町長)
「住民の理解をなくしてはできないので、住民の方への丁寧な説明は必要。この吉備高原都市というせっかくの財産があるんで、地方への流れをつくれたらいいかなと思います」