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震災から10年 原発被災地に残された「犬猫たち」の写真展 高松市

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 東日本大震災での原発事故で福島県の村に残された犬や猫の写真展「Call My Name~原発被災地の犬猫たち~」が高松市で始まりました。

 会場には写真家の上村雄高(かみむら・ゆたか)さんが2012年から福島県飯館村で撮影している犬や猫の写真55枚が並びます。

 震災を風化させず、自分ごととして考えるきっかけになるようにと、香川県のNPO法人が企画しました。

 飯館村ではペットを連れて仮設住宅などへ避難することが難しかったことなどから、約700匹の犬や猫が村に残されたと言われています。飼い主やボランティアが運ぶえさを頼りに暮らすことになりました。

 それでも、一時帰宅した飼い主のそばを離れない猫や、撮影に訪れた上村さんを見つけて喜んで駆け回る犬の姿…屈託のない表情やしぐさを通してかわいそうという同情よりも寄り添う愛情が大切だというメッセージが写し出されています。

 この写真展は高松市の瓦町FLAGで3月7日まで開かれています。

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