未来の水族館の形かもしれません。香川県宇多津町の四国水族館を大阪市の保育園児がオンラインで訪れ、イルカが泳ぐ様子などをしました。
「オンライン遠足」は、四国水族館と大阪市の保育園を、WEB会議システムで結んで行なわれました。
水族館で一番大きな水槽の前からカメラを通じて話しかけているのは、四国水族館の松澤慶将館長です。
見学しているのは3歳から5歳の保育園児6人です。
(記者リポート)
「子どもたちが持っているタブレットには360度カメラで事前に撮影したVRコンテンツが流れています」
四国水族館では、NTTと共同で約1年前に2日間かけてイルカが大きな水槽の中で泳ぐ様子や、バックヤードなどを高画質8Kで撮影しました。
この日は、水族館にいる館長が、子どもたちに配布しているタブレットにイルカの泳ぐ様子を配信しました。
子どもたちは、タブレットを上下左右に動かしながらイルカの生態を見学しました。
(参加した園児は―)
「楽しかった。エイはゆっくり泳いでいた。」
(四国水族館/松澤慶将 館長)
「360度ぐるぐるっと回して見るっているのは、とっても良い共通体験ができたのではないか」
四国水族館とNTTは、一度に体験できる人数を増やすなどして、さらに水族館の魅力を伝えていきたいということです。