新型コロナの影響で売り上げが減少している岡山市のパクチー農家が、新たにパクチーの花で蜂蜜作りを始めました。
東南アジア料理の食材として知られ、独特の香りが特徴のパクチー。岡山市北区の植田輝義さん(46)が栽培しています。
植田さんは、これまで首都圏を中心にパクチーを出荷してきましたが、新型コロナの影響で2020年4、5月の売り上げが、前の年の同じ時期と比べ5割以下まで落ち込み、厳しい状況が続いています。
そこで2021年3月、新たに始めたのがパクチーの畑での蜂蜜作りです。
8万匹の西洋ミツバチを養蜂しています。5月10日に採蜜が始まり、6月末までに約50キロの蜂蜜が採れる見込みです。
(記者リポート)
「非常においしいはちみつで、甘さの中に若干渋みのようなものを感じ、これがパクチーの効果なんでしょうか。不思議な味ですね」
植田さんは2021年の夏ごろ蜂蜜の販売を始め、今後は蜂蜜を使った商品開発も進めるということです。
(パクチー農家/植田輝義さん)
「今、ちょっといろいろと元気がなかったり、厳しい状況も続いているので、この蜂蜜で派生した商品、いろんな可能性を一緒に見出せるような蜂蜜になってくれれば」