8月31日は野菜の日ですが、農家は新型コロナや大雨による影響を受けています。
岡山県久米南町のキュウリ農家では、葉が大雨や病気の影響で枯れるなどの被害が出ています。
岡山県の中部に位置する、久米南町のキュウリ農園です。この農園に、ある異変が起きています。
(記者リポート)
「こちらの農園、中をのぞいてみると枯れた葉っぱが目立ちます」
この農園を25年間運営している光元一郎さん(64)です。
光元さんによると、8月中旬の大雨の影響で病気にかかりやすくなり、例年よりも枯れた葉や茎が多いと言います。
(キュウリ農家/光元一郎さん)
「これは病気。こうなってだんだん枯れる、この割合がものすごく多い」
収穫量は2020年より約1割少ないということです。
さらに、2021年は7月から8月上旬にかけて、全国的に収穫量が多かったことや、新型コロナの影響で需要が減ったため、価格が下落し売り上げが約3割減ったということです。
久米南町にある選果場では、自動選別技術を使って等級を瞬時に分けています。
JA晴れの国岡山によると、大雨を記録した8月中旬以降、最高等級の「秀」がこれまでより約1割少ないということです。
今後、さらに大雨や台風に見舞われると影響は避けられないと光元さんは話します。
(キュウリ農家/光元一郎さん)
「今は病気の進行でキュウリが痛むのは、こういうカーブで収量も落ちていくし、生育も痛む。雨が降るとこのカーブが落ちていく。これが短くなる。そういうことになるかもしれない」