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岡山県の緊急事態宣言「解除」で久しぶりの酒提供 居酒屋に常連客の笑顔咲く

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 岡山県に出されていた緊急事態宣言が解除され、岡山市の居酒屋では約40日ぶりに21日から営業を再開しました。

 21日夕方、岡山市北区の居酒屋「下津井港」ではバングラデシュ人の店主 ゴラム・サロワーさん(41)が料理の仕込みをしていました。

 岡山県に緊急事態宣言が出される前の5月14日から休業していましたが、営業時間を午後9時までに短縮して再開しました。

(下津井港 店主/ゴラム・サロワーさん)
「きょう、久しぶりに開けたからうれしいですね。(お客さん)来る目標で頑張ってます」

 ミャンマー人の学生でアルバイトのミ・カウン・ラムさん(23)も久しぶりの出勤です。

(アルバイト/ミ・カウン・ラムさん)
「仕事もないし、お金もないし、困りました。頑張りたい」

 午後5時の開店前にやってきたのは10年近く通う常連客です。
 テイクアウトする料理を待っている間に日本酒を2杯。

(常連客は―)
「コロナになってからは長居できないから(テイクアウト)。慣れたところだから落ち着く」

 岡山市の飲食店は6月30日まで営業時間を午前5時から午後9時まで酒類の提供は午前11時から午後8時までとするよう求められています。

 そして午後8時が過ぎ――

客「お酒はもうだめなんですよね?」
店主「8時までだったからもうだめです」
客「分かりました、しょうがない、水で乾杯」

 午後8時を過ぎてやってきた常連客は、お酒が注文できないため名物のラーメンだけ注文しました。

 午後9時前、普段ならお客さんが増え始める時間ですが店じまいです。この日のお客さんは全部で9人。
 売り上げは新型コロナ感染拡大前の2割以下だったそうです。

(下津井港 店主/ゴラム・サロワーさん)
「やっぱりきょうは暇ですね。(Q.食材は?)余りました、しょうがないから頑張らないといけない、それで」

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