JR四国は、5月の鉄道収入が前の年を30パーセント以上上回ったと発表しました。しかし、新型コロナ禍前の水準には遠く及ばず、厳しい状況が続いています。
JR四国の5月の鉄道収入は10億1900万円で、2020年の同じ月より32パーセントあまり増えました。
しかし、コロナの影響がなかった2019年と比べると約35パーセントに留まっています。
JR四国の西牧社長は、ワクチンの接種状況や感染再拡大のリスクなどから「先行きは不透明」だという見解を示しました。一方、2021年10月からの大型観光キャンペーン「四国デスティネーションキャンペーン」に向け、しっかり準備をしていきたいと述べました。
(JR四国/西牧世博 社長)
「私どものDCが10月からですので、それまでにはかなりの(ワクチン)接種率になると思っていまして、そうなれば出かけようという機運も高まってくると思っていますのでそれに期待しているところです」