球児を支える人たちの物語です。三本松を卒業して美容師となった児島敬太さんは今も、休みの日には母校のグラウンドで後輩を指導しています。卒業から22年、後輩を支え続ける思いとは?
さぬき市の美容院で働く児島敬太さん(40)。
22年前、児島さんは三本松のエースとして活躍。今も、仕事が休みの日は母校の投手陣を指導するためグラウンドを訪れています。
(児島敬太さん)
「僕の経験で得たことを選手に伝えられたら、それがもし少しでも力になったら、という思いで」
三本松の初戦の日、児島さんは仕事で応援に行けませんでした。それでも、お客さんが途切れた時には、スマートフォンで試合を見守りました。
そして結果は、これまで指導してきたエース・山花が粘りのピッチングで完投勝利!
(児島敬太さん)
「うれしいですね、みんなほんまに頑張ったんだなぁと。あぁよかった~」
「ワンプレーワンプレーが力を与えてくれる」
三本松ナインと児島さんの夏はまだ始まったばかりです。
(児島敬太さん)
「彼らのワンプレーワンプレーが、OBだったり関係者の人たちに力を与えてくれると思うので、また次も勝ってほしいと思います」