最後の夏を終えた球児の物語です。
1、2回戦ともに終盤の逆転劇を演じ香川の夏に鮮烈な印象を残した小豆島中央。笑顔をテーマに戦った主将はすでに次の夢を抱いていました。
試合を10分後に控えた小豆島中央。選手たちの顔には笑顔が目立ちます。
(小豆島中央/濱本大翔 主将)
「みんな緊張したら体が固くなってしまうんで、笑って笑ってという声掛けでリラックスしてプレイできるように」
小豆島中央の快進撃はこの“笑顔”が原動力でした。
初戦を逆転勝ち、2回戦では9回2アウトから逆転サヨナラ勝ちをもぎ取りました。
3回戦の相手は2020年夏の覇者。1点を追う9回ランナーは2塁。打席に立った主将・濱本大翔の顔は、やはり笑顔が。
(実況)
「土壇場で同点!」
レフトフェンス直撃のタイムリーツーベースで追いつくも11回にサヨナラタイムリーを浴び3回戦敗退。それでも最後まで笑顔で夏を去りました。
(小豆島中央/濱本大翔 主将)
「ちょっと寂しいですね。今までやってきた後輩たちともう野球ができんのがシンプルに寂しいですね」
高校野球のプレイヤーからは卒業。それでも濱本はすでに次の夢を抱いていました。
(小豆島中央/濱本大翔 主将)
「(審判)面白そうやなと思っとって。ずっと関われとったらいいすね」
最後の夏に掲げたテーマは次の道でも貫きます。
(小豆島中央/濱本大翔 主将)
「笑顔は続けていきたいですね。どんな時でも。常に笑顔で“あの審判いいな”とか“良い審判だな”と思われる審判になりたいです」