全国各地で続く大雨。私たちの食生活にも影響を与えそうです。
(記者リポート)
「岡山市のスーパーです、食卓によくのぼるタマネギやキャベツなどの野菜が値上がりするかもしれないんです」
岡山市北区のパサージュ奉還町では、岡山県産の野菜に加え中部地方や九州地方などから仕入れた野菜約500種類を販売しています。
(パサージュ奉還町/吉田安基良 店長)
「長く続いている雨の影響で今後は主力の野菜が値上がりしてくると思います。(雨で)水浸しになると根腐れしたり、しなびたりしますので、モノが悪くなって品が減って値段が上がる」
パサージュ奉還町のキャベツの平均販売価格の推移では2021年6月は120円でしたが、梅雨が明けたこともあり7月は83円まで下がりました。そして8月に再び120円に上がりました。ここからさらに1割から2割価格が上がると予想されています。
キャベツやホウレンソウ、レタスなどの葉物野菜に加え、ニンジンなどの根菜も価格が上がるとみられています。
主に工場で生産しているキノコ類やモヤシなどへの影響はほとんどないそうです。
お客さんからは値上げを心配する声が――。
(お客さんは―)
「長いこと続くから、雨も。キャベツを半分と思ったのに大きいのを買いました」
「ネギ足らなかったら困るかと思って買いに来ました。お店してると買いにこなくちゃいけないし、安い方がいい」
野菜をたくさん買い込んだ場合は、新聞紙やキッチンペーパーで包んでおくと冷蔵庫の冷気に直接当たらず長持ちするそうです。
ホウレンソウやニンジンは立てて自然に近い状態で保存するとさらに効果的だということです。