将来の金メダル候補を見つけました!東京オリンピックで注目された競技の一つ「スケートボード」。岡山県倉敷市には3歳にして巧みな滑りをみせるスケートボーダーがいます。すでに地元の企業がスポンサーについているスーパーキッズ。3歳にして巧みな技を披露する男の子に将来の夢などを聞きました。
巧みな滑りを披露する「3歳のスケートボーダー」
倉敷市に住む久常永登(ひさつね・えいと)くん、3歳。巧みな滑りを披露するスーパーキッズのコーチは、お父さんの史嵩さん(34)です。
この日はタイヤとタイヤの間の金属の部分を淵にあてながら滑る技「ストール」を練習していました。
お父さんが手を持って補助しながら滑り、感覚をつかむ。このスタイルで練習を積み重ねます。
(練習を近くで見ていた人は―)
「びっくりした、『乗れるんだ』って。でもお父さん大変ね」
「自分よりうまいなと思った」
永登くん、お父さんとお母さんの加奈子さん(39)、そして弟の天蒔(てんま)くん(1)と公園にやってきました。やんちゃ盛りの3歳です。
(父/久常史嵩さん)
「本格的に始めたのは2歳ぐらいです。訳分かっていない時に1歳から乗せてって感じで」
こちらは永登くんが生後5カ月ごろの映像です。お父さんがスケートボードに乗せると笑顔に!
(父/久常史嵩さん)
「練習は週1回です。集中してできるのは2~3時間ぐらいなんで。ずっとやるんですけどね、結局」
この日は倉敷市の「フェイバリットサーフスケートパーク」で練習です。用品などを販売する店も併設しています。
(父/久常史嵩さん)
「2歳の誕生日前ぐらいかな。誕生日祝いで全部セットになってるのを買いました。(今のボードは)その時の物ではない。3枚目です。消耗激しいです。(維持費)かかりますね」
練習の際には、けがをしないようヘルメットやプロテクターをつけます。
(父/久常史嵩さん)
「(Q.貼ったのは何?)うちの子がサポートもらってる会社です。初めてサポートもらった会社でうれしいです」
「3歳とは思えなかった」地元企業がスポンサーに
永登くんの初めてのスポンサーとなったのは倉敷市の「ソーゴーテクニカル」。大型車両の車検や整備などを行う会社です。
(ソーゴーテクニカル/木口雅美 社長)
「最初に3歳とは思えなかった。これだけ才能があるんだと改めてびっくりしましたね。道具の購入であったり練習の場をつくれたらいいなと思っています」
弟の天蒔くん1歳もスケートボードに乗る練習。近い将来、永登くんのライバルになるかもしれません。
スケートボード歴15年の父、史嵩さんがやっているのはボードを半回転させるフェイキーショービットという技。お父さんの技を見て永登くんも挑戦!バッチリ成功しました。
続いては、お父さんが高さ6センチの台を出しました。オーリーと呼ばれるジャンプする技の練習です。
永登くんも何度も果敢に挑戦しますが、なかなか成功しません。泣き出してしまった永登くん、お父さんが手を引いて練習を続けます。
そして、ついに成功しました。お母さんと笑顔でハイタッチです。
永登くん、将来の夢は何なのでしょうか。
(3歳のスケートボーダー/久常永登くん)
「(Q.大人になったらどんなふうになりたい?)パパ。(Q.好きな食べ物なんですか?)メロン。(Q.メロンとスケボーどっちが好き?)メロン」
(父/久常史嵩さん)
「本人がやりたいと思ってる感じですね。オリンピックいってほしいですけど、楽しくスケートボードできたらそれだけで良いって感じですね」