終戦80年に合わせて香川県琴平町の金刀比羅宮で、古い珍しい楽器の演奏が奉納されました。
高松市出身のフルート奏者、柴田俊幸さんが奏でているのは「フラウト・トラヴェルソ」。古い木管楽器の一種で、フルートの前身となった横笛です。
10月に開催される「たかまつ国際古楽祭」のプレ公演として行われたもので、ピアノの前身とされるチェンバロに合わせ、戦後80年の節目に平和への祈りを込めた4曲を金刀比羅宮に奉納しました。
(フルート奏者/柴田俊幸さん)
「終戦記念日ということで、特別な日に平和の祈りを込めて演奏できたのはすごい良かった」
(訪れた人)
「すごい素晴らしい演奏だった。戦争がこれから起きないように平和の気持ちを持って過ごしていこうと思う」
柴田さんはチェンバロなど楽曲が作られた当時の楽器を使い、当時の方法で演奏することで曲の魅力を感じてもらおうと、2017年から「たかまつ国際古楽祭」を開いています。
10月31日~11月2日まで行われる演奏会では、弦楽4重奏に尺八や琴なども加えて演奏を披露する予定です。