岡山県倉敷市の水島港で、体長約10メートルのクジラの死骸が見つかりました。
岡山県水島港湾事務所によるとこのクジラは、千葉県を出発して20日に倉敷市の水島港に到着したタンカーの船首に引っ掛かっていたということです。
(釣り人は―)
「人が大勢おるから何しょんじゃろうかなと、そしたらクジラがおるんじゃと。見た時には、あんまり大きいもんでびっくりした」
クジラの死骸は、漂流物として21日に水島港の桟橋に運ばれました。船首にクジラが引っ掛かっていたタンカーでは衝突音などは確認されておらず、船に破損もないということです。
日本鯨類研究所資源生物部門の田村力部門長によると、「クジラの種類はナガスクジラ科とみられる」ということです。
ナガスクジラ科のクジラが瀬戸内海でみられることはごくまれだということです。水島港湾事務所は今後の対応を検討しています。