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小型船を使った物資の輸送訓練 半島の集落孤立を想定 香川・三豊市

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 災害時に道路が寸断され、香川県三豊市の荘内半島で集落が孤立したことを想定し、小型船を使った物資の輸送訓練が行われました。

 訓練には香川県や三豊市などから約50人が参加しました。三豊市の荘内半島で土砂崩れが発生して道路が寸断され、北部の箱浦地区が孤立したという想定です。

 三豊市の仁尾支所で備蓄している非常食や水、防寒用のアルミブランケットなどが入った段ボール14箱を仁尾マリーナに運び、2隻のプレジャーボートに積み込みました。

(記者リポート)
「救援物資を乗せたプレジャーボートが港を出発しようとしています。これから海上を移動します」

 ボートは「香川県地区小型船安全協会」が用意したもので、箱浦港へ向けて出発しました。協会は2019年6月、災害時に小型船を使って物資を輸送する協定を香川県と結んでいます。

(三豊市/綾章臣 副市長)
「連携して安心安全な町づくりに取り組んでいくことは大切なんだろうなと感じております」

 三豊市では2018年の西日本豪雨の際、詫間町沿岸部の9世帯が孤立し、市道が復旧するまでの間、市が海上タクシーによる代替輸送を行いました。

 プレジャーボートは、仁尾マリーナから約17キロのルートを40分ほどかけて航行し、箱浦港に到着後、支援物資の運び出しが行われました。

(詫間町箱浦地区自治会/森計三 会長)
「この地区は陸路が遮断されたときに港が近いということで、小さな集落ですけど、本当にこういう訓練は助かります」

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