土砂災害の現場などで二次災害の被害を防ぐためにショベルカーを遠隔で操作する訓練が高松市で開かれました。
(荻津尚輝リポート)
「ショベルカーで掘削する訓練が行われています。ただ運転席を見てみると誰もいません。運転手は別室でラジコン操作をしています」
ラジコン式ショベルカーの操作訓練は、国土交通省四国地方整備局の四国技術事務所が毎年行っているものです。
16日は建設会社の作業員11人が参加しました。ラジコン式ショベルカーは、150メートルほど離れたところからでも操作できるため、危険な災害現場での作業に活用されています。
四国技術事務所のラジコン式ショベルカーは2016年の熊本地震など県外の災害現場にも派遣されています。
(訓練の参加者はー)
「映像だけでの判断なので、いつも目視しているのでそこの感覚は違いました」
(四国技術事務所/柏木佳彦 課長)
「普段バックホウ(ショベルカー)を操作するのは人力で行います。遠隔操作でバックホウを動かすというのは経験ないと思います。日頃から操作できる人を増やす」