19日、香川県議会議員の政務活動費の透明化を求め、市民団体が県議会に陳情しました。
市民オンブズ香川の植田真紀代表らが議長に宛てた陳情書を議会事務局長に手渡しました。
政務活動費をめぐっては、元・山形県議会議員が勤務実態のない事務所スタッフに給与を支払ったと偽り、13年間で1200万円以上を不正に受け取っていたことが明らかになりました。
香川県議会では収支報告書と領収書を公開していますが、人件費の支払い先は「黒塗り」となっていて、市民オンブズ香川では公開を求めています。
(市民オンブズ香川/植田真紀 代表)
「人件費の黒塗りを外すことで政務活動費が適切に使われているのか、そこが県民のいろんな目でチェックができるのかなと思います」
陳情は11月22日に開会する11月定例県議会で審議されます。
全国市民オンブズマン連絡会議は、都道府県議会などが政務活動費の領収書をネットで公開しているかや活動報告書の作成を義務付けているかなどを点数化し、毎年、情報公開度ランキングを発表しています。
2021年のランキングでは香川県議会は3年連続で全都道府県議会中、ワースト2位でした。