22日、学校でのいじめの状況や対策について話し合う香川県の協議会が開かれました。
香川県や学校・PTAの代表らで作る協議会では2020年度、県内で報告されたいじめの状況が共有されました。
香川県の小・中・高校などでは2020年度、3031件のいじめが報告されました。このうち56.7%は本人や友人、保護者など教職員以外からの情報で発見されていて、全国平均より20ポイント以上高くなりました。
協議会ではいじめを放っておけないという気風が醸成されていると評価しています。
一方、児童・生徒へのアンケート調査による発見は全国平均を大きく下回っているため、より相談しやすいようなアンケート方法を検討するとしています。
(香川県いじめ問題対策連絡協議会/金綱知征 会長)
「我々大人は『いじめがある』ということを前提にして、それを見逃さないというところが何よりも大事かなというふうに思っています」