12月3日から9日は障害がある人への理解や関心を深める「障害者週間」です。高松市の福祉事業所がオンラインのセレクトショップを開設しました。
高松市円座町にある就労継続支援B型事業所「さをり織工房 咲く屋」。現在は知的や身体などさまざまな障害がある10人が通っています。
「咲く屋」では自分たちで作った織物などを販売していましたが、新型コロナの影響でイベントなどの中止が相次ぎ、売り上げが低迷しました。そのため、オンラインのセレクトショップを開設しました。名前は「るるる製作所」です。
(「咲く屋」 管理者/三好照恵さん)
「毎日が『るるる』になるようなっていう。今までよりおうちで過ごす時間っていうのが長くなっているので豊かに過ごしてほしいなという思いで作ってます」
(記者リポート)
「香川県で有名な高瀬のお茶。大学生が作った豆皿。そして、自分たちでつくったコースターを組み合わせて一つのセットとして販売しています」
オンラインセレクトショップ「るるる製作所」では、県産品と障害者自身が作ったものを組み合わせるなどして販売しています。「家で楽しめること」を重視して商品を考えています。
また、12月からは東京のデザイン会社と協力して、「咲く屋」の利用者が描いたイラストをあしらった「ふせんとシール」も販売しています。
(イラストを担当/るーにゃさん[30代])
「いろんなものができていくうちに自分の自信がついたりとかしたらいいなと思います」
(「咲く屋」 管理者/三好照恵さん)
「今までに福祉に興味がなかったとか知る機会がなかった人たちにも、このグッズが可愛いから買ったとか、それで福祉を知ることになったくらいになったらすごくうれしいなと思います」