地域の人との交流を生み出します。香川大学でデザインなどを学ぶ学生による企画展が高松市の商店街で始まりました。
ワイヤーを使った絵のような作品や、鉄に水をかけてさびさせるオブジェ。
香川大学創造工学部の造形・メディアデザインコースの学生9人による企画展「呼吸する間(あわい)」です。「自分と他人との関係性」というテーマを学生たちが考えました。
(「呼吸する間」実行委員長/大本航さん)
「進路や就職先を考える中で自分について見直す機会が生まれたんですね。自分が何かっていうのを考えるために、関わっている他者とのコミュニケーションが非常に重要だと思ったので、それを題材にしました」
そして、地域の人との交流を生み出そうと企画展の会場を商店街という開かれた場所にしました。
作品は、常磐町商店街の中にある2つの施設に展示されています。
(「和が生まれる」を制作/近藤愛鈴さん)
「高知市出身なんですけど、私が選んだのが『よさこい』というものですね。『よさこい』の動きがそろっていく過程を見せて、つながりが生まれているという瞬間をみんなに見ていただいている状態です」
作品の中には、来場する人と一緒に作り上げる作品も。
(記者リポート)
「こちらの作品、来場者がメッセージを書いて、こちらの網につるしていくことで作品が完成していきます」
(「君に花を」を制作/星隈泉穂さん)
「普段は隠していた思いや伝えられなかった思いを、この作品を通して書いてもらって、それを誰かに伝えることができれば、すごくそれがうれしいなと思います」
この企画展は12月22日まで開かれています。