岡山県の南部を東西に横切る大動脈、国道2号は、慢性的な渋滞が問題になっています。そこで国は岡山市、倉敷市などの5つの交差点で、2022年度から立体化に着手することを決めました。
立体化の対象となるのは、岡山市の3カ所、早島町と倉敷市のそれぞれ1カ所の合わせて5つの交差点です。目的は、国道2号の慢性的な渋滞の緩和です。
国は2020年11月、岡山市の古新田から倉敷市の新田までの約10キロの区間について、信号交差点10カ所を立体化する方針を打ち出していました。今回はそのうち、岡山市の古新田、妹尾東、妹尾西、早島町の無津、倉敷市の加須山の5つの信号交差点で先行して立体化に着手することを決めました。
岡山県によりますと、この10キロの区間で全ての立体化が完了すれば、混雑時の移動時間は現在の約24分から約半分の13分になると試算されています。
今後、高架橋の橋桁を設置する際には、交通への影響を避けるため、一時的に迂回路を設けることも検討しています。
国は2022年度から測量などをはじめますが、完成の時期については未定だということです。