2022年夏に行われる参議院選挙の香川選挙区に、立憲民主党と国民民主党がそれぞれ新人候補の擁立を発表しました。
立憲民主党は元・土庄町議会議員の茂木邦夫さん(35)の擁立を発表しました。
茂木さんは群馬県出身で、2021年12月の土庄町長選挙に出馬しましたが落選しました。国政選挙への挑戦は初めてです。
(参院選・香川選挙区に立候補表明 立憲・新人/茂木邦夫さん)
「政権交代のための与野党が拮抗した社会構造というものを、有権者の良心に訴えながら」
茂木さんは、教育の無償化など所得の格差に左右されない子育て環境作りに力を注ぎたいと訴えました。
国民民主党は元・特許庁職員で弁理士の三谷祥子さん(54)の擁立を発表しました。
三谷さんは高松市出身、現在は弁理士事務所の代表を務めています。国政選挙には初めての挑戦です。
(参院選・香川選挙区に立候補表明 国民・新人/三谷祥子さん)
「人作りこそ国作り、それを小さいところから実践しようという決意をいたしました」
三谷さんは、教育国債を発行することで人材の育成を図り、日本の国際競争力を高めたいと訴えました。
参院選香川選挙区には自民党・現職の磯﨑仁彦さん(64)と日本維新の会・新人の町川順子さん(62)、共産党・新人の石田真優さん(40)が立候補を予定しています。
28日の出馬会見に同席した立憲民主党の小川淳也政調会長と国民民主党の玉木雄一郎代表は、候補者をそれぞれ擁立したことについて「異なる政策を掲げる中で候補者を一本化することは難しかった」とし、次のように語りました。
(立憲民主党/小川淳也 政調会長)
「立憲民主党香川県連としてまっとうな候補者、まっとうな主張を掲げて県民に対する選択肢を用意する責任があると」
(国民民主党/玉木雄一郎 代表)
「選挙ですのでいろんな形で候補者を一本化する調整もありますが、一方で、それをやると政策的な合意がないのに選挙のために一本化したのではないかという批判もあって」