香川1区では前回の衆院選に比べ、5ポイント近く投票率が上がりました。当選した小川淳也さんは「支援者の熱意」が有権者に伝わったことを勝因に挙げました。
(香川1区で当選/小川淳也さん)
「多少なりとも、ここ香川1区が、相当な注目区になったことで、有権者の皆さまが実際に投票所に足を運ばれた。この思いは大事に受け止めたい」
立憲民主党の小川さんは、これまで接戦を繰り広げてきた自民党の平井さんとの7回目の対決を制し、12年ぶりに小選挙区での当選を果たしました。
(香川1区で当選/小川淳也さん)
「(Q.勝因は?)年代を問わず、お立場を問わずさまざまな方からいろんな激励をいただいた選挙戦でして、私自身はもとより、支援者、支持者の皆さまの熱意が多くの有権者に届いた。そのことに感激も感謝もしております」
小川さんの事務所には、県内外問わず多くのボランティアが集まり、SNSチームも発足。ツイッターやインスタグラムなどで積極的に発信を続けました。
18年前から小川さんに密着し、今回も香川1区の選挙戦のドキュメンタリー映画をつくっている大島新監督は……。
(映画『香川1区』を制作/大島新 監督)
「ずっとボランティアをやられている方は引き続きやられてるんですけど、今回ニューカマー(新しく来た人)というか、非常に広がっている。今回こそ勝つぞっていう熱気。とにかく小川さんを応援したいっていう方の熱がすごいなって感じてます」
選挙期間中、小川さんは「青空集会」を開いて訪れた人との対話を心掛けてきました。過去の選挙戦ではあまり見なかったという若い人や子どもの姿も多くありました。
(小川淳也さん[10月23日])
「子どもたちとか高校生とかそういう若い方々からの激励もある。そういう意味ではかつてない期待感を感じています」
全国的に立憲民主党の党勢が低迷し、議席を減らす中でも前回より大きく得票を伸ばした小川さん。一夜明けて街頭に立ち、当選の重責や、今後の野党を背負う決意について語る一方、今回の選挙戦をこう振り返りました。
(香川1区で当選/小川淳也さん)
「きょうも仲間が東京に帰っていったんですけど、皆さんが日常に戻っていくのが寂しいなと感じたのは実は初めてで、それぐらいワクワクもしたしドキドキもしたし、そういう意味では、楽しい選挙戦でした」