自転車のヘルメット着用の努力義務化が予定される中、香川県警が自転車走行中のヘルメット着用の調査を行いました。
11日朝、香川県警は県内22カ所で一斉調査を行いました。
このうち、高松市天神前の中央公園南側交差点では警察官4人が調査。
香川県警はこれまでもヘルメットの着用調査を行っていて、通学でヘルメットを利用する中学生を除くと、県内のヘルメット着用率は約4.6%となっています。
11日の中央公園南側交差点の調査では、401人のうち約1.5%(6人)がヘルメットを着用していました。
現在の道路交通法では、ヘルメット着用の努力義務の対象は「6歳以上13歳未満」となっています。これが改正され、ヘルメット着用の努力義務の対象が今後「全年齢」となる予定です。
香川県警によると、2021年に香川県内で起こった自転車事故による死者は9人、2020年は13人で、どちらも人口当たりでは全国ワースト1位の数字です。2020年・2021年の死者数22人のうち、ヘルメットをしていれば助かった可能性がある人は7人と公表しています。
香川県警は、自分の身の安全を守るためにもヘルメットの着用意識を高めてほしいとしています。
(香川県警交通企画課/高島史典 管理官)
「自転車は手軽で便利な乗り物です。一方で、交通事故の際のダメージは大きく、頭部へのダメージは致命傷にもなりかねません。ぜひ県民の皆さまにはヘルメットを着用していただくとともに、自転車ルールを守って安全に自転車を利用していただければと思います」