高騰する食材の影響を受けて、高松市の小中学校では学校給食のデザートの提供を減らしたり、牛肉を豚肉に替えたりするなどの動きが出てきそうです。
Q.デザートがなくなるって聞いてどう思った?
(児童は―)
「大好きなみかんジュースや黒ゴマプリンが無くなって、ちょっと悲しくなりました」
「大好きな黒ゴマプリンが無くなってとってもショックでした」
高松市の小中学校では野菜などの高騰を受けて、来週、献立にあったプリンやゼリーなどのデザートの提供を中止することになりました。市内の全ての小中学校に影響は及びそうです。
高松市の給食は、献立を4カ月前に栄養教諭らが検討して決めます。また、食材は公益財団法人の高松市給食会が入札で決まった業者から購入するため、急に値段が上がることはありませんが、次の入札の2学期以降は食材費のさらなる高騰が心配されます。
(朝日新町学校給食センター/宮武千津子 栄養教諭)
「特に4月の終わりくらいから、やはりいろんな世界の情勢とかも変わってきています。それと野菜の高騰、こういったことでかなり厳しくなってきています。彩りとかいろんなことを考えた時に、野菜を除くというよりは、まずは残念ですけどデザートから」
6月分の献立表は既に印刷が終っていますが、給食センターでは、「肉じゃが」の牛肉を豚肉に替えたり、グリーンサラダのアスパラガスをキュウリに変更するなどして、経費を切り詰めます。
給食は、児童生徒から徴収する給食費で食材費を賄っており、高松市内の給食費は1食、小学校の高学年で282円、中学校で304円で、2018年から価格は据え置かれています。
Q.物の値段が上がっていると感じることはある?
(児童は―)
「あまり感じません。(Q.でも給食でデザートなくなったね?)むちゃくちゃ上がってるって感じる気がする!」
(高松市/大西秀人 市長)
「物価高などによりまして、子どもたちの給食が、栄養が足らない・どんどん減らされるということにならないような対策をあらゆる角度からやってまいりたい」