岡山県内に、肉を扱う自動販売機が次々と登場しています。中にはブランド牛のステーキもあり、話題となっています。
サーロインステーキやコロッケなど。岡山県が誇るブランド牛「千屋牛」を扱う新見市の中山精肉店が2022年4月に設置した自販機です。
新型コロナ禍で客が減ったことや、対面で販売をしなくても済むことから設置を決めたそうです。自販機だと24時間肉を販売できるなどのメリットもあるということです。
(中山精肉店/中山富夫 社長)
「週末は結構何回も補充に来るくらいの人気で。想定外ですね。こんなにも人気になると思っていなかった」
(荻津尚輝リポート)
「中でも人気なのは『肉ガチャ』です。1000円でできるのでやってみます」
4000円相当のステーキ肉など「大当たり」もある他、献立に迷う人の助けになればと、調理された状態の食べ物も多く販売されています。
(中山精肉店/中山富夫 社長)
「ただ単に自販機で買い物をしてもらうんじゃなくて、楽しみながら、運試しをしながら家族で楽しんでもらうため、こういったものもしたらどうかな」
中山精肉店では、将来的に2台目の設置も考えているということです。
津山インターチェンジの近くにあるガソリンスタンドでは2022年3月、ステーキ肉やウインナーソーセージなど7種類を扱う自販機が登場しました。
(田中実業 津山営業所/丸茂了平 主任)
「新見でせっかくいいお肉を作っているので、ぜひ皆さんに食べてほしい」
ガソリンスタンドの運営などを行う田中実業。その子会社、いろりカンパニーの牧場で飼育した和牛を加工して販売しています。
田中実業によると、自販機だけで月に約10万円の売り上げがあるということです。
(田中実業 津山営業所/丸茂了平 主任)
「最初は2~3万売れればいいかなと思っていたんですけど、それをはるかに上回る売り上げだったのでびっくりしています」
ライスバーガーはガソリンスタンドの店内に設置された電子レンジで温めて食べることもできます。
(荻津尚輝リポート)
「ガソリンスタンドで食べるライスバーガーですよ……珍しいですね! いただきます。想像以上にジューシー! 肉のうまみがガツーンと来ます」
(田中実業 津山営業所/丸茂了平 主任)
「若い方からご年配の方まで幅広い層で給油に来ていただいているんですけど、自販機に来ていただいてついでに給油や洗車もしていただければ」