梅雨や台風の大雨で、川が決壊したことを想定した防災訓練が香川県三豊市で行われ、大人と一緒に小学生も土のう作りを体験しました。
三豊市建設業協会が開いた訓練には、加盟している地元の工務店の社員や三豊市役所の職員ら約160人が参加しました。
(記者リポート)
「河川が決壊したことを想定して、重機を使った土のうの詰め込み作業が始まりました」
三豊市は、災害時に市が管理する土木施設の応急対策などに関する協定を「三豊市建設業協会」と結んでいます。
17日の訓練で参加者は、重機を使って1.6トンの大きな土のう袋を決壊した場所に設置していきました。この訓練は毎年行っていましたが、2020年・2021年と新型コロナの影響で中止され3年ぶりの実施となりました。
(三豊市建設業協会/三宅勝 会長)
「いろんな技術も大事だけど、全体の建設業者が力を合わせスムーズに連絡を取り、行動がスムーズに行くようにするのが本当の目的です」
また、今回の訓練には地元の財田小学校の子どもたちも参加しました。防災に関心を持ってもらおうと招いたもので、子どもたちは大人と一緒にスコップを持って、土のうづくりに挑戦しました。
(参加した小学生は―)
「大変だなと思った。水が押し寄せた時に固めて置くのかなと思いました」
「重たかったし、楽しかった」
「(Q.いざという時に手伝いできる?)できそうです」