四国霊場第83番札所、高松市の一宮寺で、持っているだけでなく使うこともできるお守りが誕生しました。
(記者リポート)
「きょうから授与が始まったこちらのお守りなんですが、真ん中に穴があいているのが特徴なんです」
香川県産のヒノキを使ったカード型のお守り『mikke mamori(みっけまもり)』(1000円)です。
真ん中に空いた穴にはある「意味」が込められています。
(一宮寺/加藤泰弘 副住職)
「この穴から何かを見ていただいて、身近な幸せを『見つけて』いただいて、なおかつお守りを『身につけて』いただいてっていう、そういう意味のあるお守り」
お気に入りのものを穴にかざして写真を撮ることもできます。
このお守りは、一宮寺の夏の行事「きゅうり加持(かじ)」にちなんだ夏限定のものを含めて3種類あります。
一宮寺から依頼を受けた高松市を拠点とするプロデュース&デザイン会社「higoto」が手がけました。
(higoto 共同代表/梶原麻美子さん)
「身につけてほしいというところでカード型っていうところと、名刺入れとかスマホケースとか、お財布の中でも邪魔しない薄さにすごくこだわった」
「higoto」が大事にしているのは子どもをもつ30代女性の「当事者目線」です。
(higoto 共同代表/林由紀子さん)
「自分自身が持ちたいものとか、ときめくっていうところはすごく大事にして向き合っていきたい」
(higoto 共同代表/鈴木友里恵さん)
「私たちが作ったものを手に取っていただいて、『私も頑張ろう』『もっともっと前に向かって歩いていこう』とか『進んでいこう』と思ってくださる女性が増えるといいな」
(一宮寺/加藤泰弘 副住職)
「今までお寺とご縁がなかった方にお寺を知っていただくきっかけにしていただいて、さらに地域に根差したお寺になっていければいいな」